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2011年07月28日

シリーズ 大震災復興~日本企業の底力!3-2~震災後見えてきた日本人の可能性と特権階級との断絶

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★画像はこちらからお借りしました。
 
この震災は日本人の可能性を実感する良い機会となりました。インタビューを通して、知ることの出来た現場の生の声と動き、他にも震災をキッカケに新たな集団(組織)も生まれています 現地の生の声で取り上げた「何もしてくれない」という反の意識。それでも暴動が起きたり、殺し合いが起きたりはせず、今も尚、秩序が乱れず保たれています このことに対して、称賛の声が寄せられているのでご紹介します
  
これからも「共同体・類グループの挑戦」をよろしくお願いします!

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韓国のブログでも東日本大震災での日本人の行動に対して称賛(リンク)より一部引用します

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「しかし、今回の大地震で惨事のなかでも他人に迷惑をかけず、落ち着いて行動する日本人の姿を見て、日本人は人としてすばらしく尊敬に値すると思った」
 
「迷惑をかけないという日本の精神を見ながら、彼らの毅然(きぜん)とした姿に驚いた。災害が起きると犯罪や略奪、無秩序な暴動が横行するが、彼らは長い列を作って自分たちの順番が来るのを静かに待つ」
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日本人のモラルに世界が驚く①(リンク)より一部引用します

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ディズニーランドでの出来事(リンク
ディズニーランドでは、ショップのお菓子なども配給された。ちょっと派手目な女子高生たちが必要以上にたくさんもらってて「何だ?」って一瞬思ったけど、その後その子たちが、避難所の子供たちにお菓子を配っていたところ見て感動。子供連れは動けない状況だったから、本当にありがたい心配りだった
 
渋滞した交差点での出来事(リンク
一回の青信号で1台しか前に進めないなんてザラだったけど、誰もが譲り合い穏やかに運転している姿に感動した。複雑な交差点で交通が5分以上完全マヒするシーンもあったけど、10時間の間お礼以外のクラクションの音を耳にしなかった。恐怖と同時に心温まる時間で、日本がますます好きになった。
 
外国人から見た日本人(リンク
外国人から見た地震災害の反応。物が散乱しているスーパーで、落ちているものを律儀に拾い、そして列に黙って並んでお金を払って買い物をする。運転再開した電車で混んでるのに妊婦に席を譲るお年寄り。この光景を見て外国人は絶句したようだ。本当だろう、この話。すごいよ日本。
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これは日本人特有の共同体気質=縄文気質が残っているからだと言えます。それでは次に、この共同体気質=縄文気質がなぜ残っているのか 共同体気質とは何なのか が分かる投稿を紹介します
 
日本人の可能性 共同性の差がもたらす東洋・西洋の観念体系の違い」より一部を引用します

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約5000年前にイラン高原で勃発した人類最初の略奪戦争は、玉突き的に東西に伝播していきますが、皆殺しが常態となっていった西洋に比して、東洋は支配・服属という形が主流となります。特に、日本列島では、大規模な略奪戦争は発生せず、中国大陸の負け組みが渡来人として定着していきました。
 
この大規模な略奪戦争の有無によって、西洋人、東洋人、日本人、それぞれの共同性に大きな差が生まれ、民族性の違いを生んでいます。つまり、皆殺しにまで発展した戦争を経験した西洋人は周囲に対する警戒心が高まり共同性が失われ、そのような戦争を経験していない日本人は警戒心がそれほど高まることなく共同性が保持されています。
この「共同性」が影響を与えるのは、何も人間関係だけではありません。
 
共同性の根本にある自分と相手を同一視する機能は、観念機能のあり方にも大きな影響を与えます。(対象物である自然との同一視を通じて作り上げられた日本の観念体系と、自然を警戒すべきもの→征服すべきものとして捉えて作り上げられた西洋の観念体系)
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今回の東日本大震災で顕在化した日本人の共同体気質とは①警戒心が薄く、どんなときも現実を直視し受け入れ②自然との同一視により作り上げた高い同化能力により作り上げられた気質のことを指します。そして、この気質を持った人々により作られた集団が、皆の共認を基に統合された集団が共同体集団なのです。そして、この共同体集団は略奪を免れたことで、今も共同体気質が残った。ということになります。
  
そして、震災後、特に若者に顕著に見られる自分よりも相手の充足を第一に考え、何かの役に立ちたいという想いは、この共同体再生の可能性を感じさせます 今回インタビューを受けてくれた方も「南三陸の懐かしい未来を実現する会」という会に参加しており、若者が中心になった活動の一つです。
  
また若い世代に限った話ではなく、日本人に残っている共同体気質を基に当事者意識を持った人々が、RQ関西広域連合のような、(既存の権力体では実現しないことを体感しているからこそ)新たな集団を組織し、動き出そうとしています
  
今回のインタビューから、現実直視へ転換した人々が増え、その中で当事者意識が芽生えた①若者を中心に役に立ちたいと、人の期待を捉え動きが起こり、更には②被災地に共同体性が残っている事が鮮明になりました。
 
このような共認原理に基づく活動や集団(社会)を再生させること=自分達でどうする を考えはじめていることが今回の復興の基盤となります。これは共同体再生の大きな可能性だと考えています
 
しかし、そんな可能性溢れる大衆の、復旧に対する意識や動きに蓋をする、官僚・学者・マスコミ=特権階級の動きがある。それが、これまで何度か出ている「復興構想会議」なるものである。参考:シリーズ『復興に向けた提言』~政府の想定している復興とは何か~(リンク) 
   
特権階級である上の意識と、大衆である下の意識が明らかに断絶しており、最大の壁となっている状態が、顕著に鮮明になってきています。次回はこの上と下の意識の断絶は何故起こるのか そのためにも、この復興構想会議とは何か も含めて扱いたいと思います。

 

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