共同体・類グループの挑戦



 
活力再生需要を事業化する
5355 就農定住の成功事例〜山形県高畠町B
 
北村浩司  ( 壮年 滋賀 広報 ) 01/06/17 PM11 【印刷用へ
さて次に、一例だけでは偏りのあることは承知の上で、敢えて高畠町の成功要因を抽出してみよう。

@有機農業の先駆地としての知名度と都市との交流。
(地域としての有機栽培の方法論の定式化、販売ルートの確保による、基幹農家の安定)

A青年団活動に代表される地域の集団の存在。

但しこれら2点は,地域の魅力や潜在的活力を形作る上で土台を成しているが、成功の要因はもちろんそれだけではない。これらの土台を生かすことができたのは

B河原氏に代表される、地域の人々を再結集させ人的資源を引き出し、対外的に具体活動として、アピール活動を具体化させた指導者の存在。

C「たかはた共生塾」と言う形でまず地元の人々の結集と参加の場をつくり、それを土台に県外の農や地域に関心のある人々を結集させたこと。

Dその結果(偶然か意識的にターゲット化してかは不明だが)都市の自由業者で田舎志向の人々を呼び寄せられたこと。またその事により人材不足になりがちな人材層を厚くし得たこと

E専業農家を敢えて目指さない様、指導していること。(Iターン者の多くは農的生活を求めてやってくるが、専業になれるまでの資力がないと困難なため)

F地域に受け入れる窓口となる人が存在すること。窓口になりうる人は地元にすんでいても非常に広い視野を持つ人か、一旦地元外に出たUターン者であることが多い。
実際地元での人間関係を巡って町を去っていく人が多い。

G空家と空き農地の確保

以上であろうか

ただし現在の最大の課題は、副業の場合の「本」職。とりわけ上記の専門能力を持つ、自由業の人々を生かす職(仕事)が無いことであること。
居住場所、居住環境において公的な支援が不可欠であること、のようである。


参考文献
  「有機農産物再発見」南日本新聞社
HP「地域情報会議'97in山形・山形県中山間における地域活性化ケーススタディ」
  「帰農の里」河原俊雄著 無明舎出版
 
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