共同体・類グループの挑戦



 
社会活動を事業化する、半専任・半事業の運動論
34412 超国家・超市場論25 社会空間では、『現実に必要な認識』は、必然的に市場化される
 
四方勢至  ( 老年 京都 編集 ) 02/06/23 AM02 【印刷用へ
市場社会が拡大してきた主動因は、快適さや便利さをはじめとする快美幻想への物的な可能性収束である。それに対して、芸能や芸術や教育その他の広義の認識需要は(非物的という点で)市場の本流から大きく外れている。(注:これらの非物的需要=広義の認識需要を、類的需要と呼ぶ。)
従ってこれらの類的需要(=広義の認識需要)は、物的な快美収束と同等以上の欠乏or収束力がなければ、市場化され得ない。逆に云えば、物的な快美収束と同等以上の収束力を持ち得た認識だけが商品化される(市場に登場し得る)。

ここで、お金が芸能や文芸や理論の評価指標ともなっているのは、生存闘争と直結した「現実の評価指標(=お金)」が万人の認めた唯一の評価指標として既に確立しており、お金を払ってでも見てくれる事が、『現実に必要とされている』ことの証しになる(従ってまた最も確かな評価の証しとなる)からである。
もちろん、芸人や文人の場合はお金を払ってもらえることによって、生存課題から自由になり、芸や認識の追求に専念できるという事の方が大きい。しかし、認識形成サイトの協働者は他に専業を持つ素人であり、夫々が『生存課題から自由な時間』(貴重な時間)を使って参加・協働する訳だから、「認識協働でお金を貰って生活の足しにする」と云うのは主動機にはならない。

従って、『認識形成の場』が市場化される主動機は、『現実に必要とされている』証しが欲しいという一点である。もっと突き詰めれば、その本質は「現実の評価」が欲しいという一点につきる。
だとすれば、『新しい認識欠乏は、現実の欠乏である』という事こそ、市場化が不可欠になる真の理由である。

いま顕在化しつつある外向収束⇒認識収束が、本当に現実的なものであるなら、それは既に飽和限界に達した物的な快美収束を上回る収束力を持つ筈であり、従って人々の認識収束に応える『認識形成の場』は、当然事業化できる筈である。
実際、事業化できれば、それでメシを喰える人の分だけ、『場』の利便性や質を高度化することが出来る。何より、『場』が商品化されることが、人々の認識収束が本物の現実の欠乏であることの証しになる。逆に、人々に場代を払う気がないとすれば、その人々の認識欠乏は未だ現実の欲求になっていない偽物(上辺だけの要求)だという事になる。
 
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