若者が闘えない原因の一つには、結果=私権獲得があると思います。
この私権獲得という課題圧力は、2つセットになっていて、社会的評価が上がれば、必然的にお金が入り、物的豊かさも実現できるといったものです。エネルギー源という点では、物的豊かさを実現したい方であり、評価はその手段だったとも言えます。
つまりこの構造は、貧困の圧力があってこそ成り立つものだと思います。
しかし今や、貧困の圧力はほぼ消滅しました。そこで社会評価欠乏は自己実現というものに名を変えて残りましたが、肝心のエネルギー源たる物的豊かさへの欠乏は、衰退していきます。特にほぼ全ての物的豊かさが実現された環境で育った若者にとってはその現象は顕著に表れていると思います。
物的欠乏は強くないが、(自己実現的)社会評価欠乏はある。この姿こそが、フリーターや芸能志向、起業しようとする若者なのではないでしょうか?
しかし、この社会評価欠乏の行き着く先が、物的豊かさ実現をエネルギー源として成立する、自己実現のための私権獲得のままでは、よほどの自分主義者で無い限り、その活力は続かないと思います。
特に表層であっても、自分のことよりも皆と仲良くしたい若者にとっては、自己実現すらももはやエネルギー源とは成り得なくなっています。
活力が湧かない、何をしたらいいのか分からない。でも、今の私権社会の構造には乗れない。これが、若者が闘えない原因の一つかと思います。 |
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